花實短歌会
昭和15年(1940年)、平野宣紀により創刊された尾上柴舟系の隔月刊短歌誌【かじつ】です。 令和7年(2025年)に85周年を迎えました。
前月佳什抄
学舎に声に出だして読みたりき憲法前文新かななるを 中村美代子
頼めども引き受け手なく会長の後継指名に我が名を告げり 吉澤とし子
黄のテープを巻かれ伐らるる順番を如も見ゆ声無き木木ら 稲本美智子
愚痴などをメールに打ちて一呼吸送信ボタン押さむ押すまじ 上野 貴子
五本指の靴下履くも納まらず出で入りなせる小指の反抗 北市 邦子
夕暮れの水張田遠近響かせて蛙鳴きゐる田植ゑの近し 坂間 範子
突然の丹沢颪か疾風にふんばれど躰数歩よろぼふ 佐々木つね
殺傷兵器の輸出たくらむこの国に桜前線北上しゆく 内藤 昌子
港内の日除けの下に老漁夫はあばりをつかひ刺し網繕ふ 平嶋 輝美
三十路にて外地に寡婦となりし母しのび歩まむ残生の日々 山口 怜子
(七月号より)
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〒369-1231 埼玉県大里郡寄居町立原533
三友さよ子
☎・FAX 048-581-7202
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